こんにちは、さかのです。
シンにシンプルな人生の基本・第5弾です。そろそろ話が重複してきそうです。一通り書き終えたらまとめて整理しようかなと思います。
さて今回は、自分の「好き」を持っておくことの重要性についてお話できればなと思います。
大きくは3つ。馬力・脳力・集中力という3つの力が手に入ります。
「好き」があるのと無いのとでは、人生のシンプルさが段違いです。では見ていきましょう。
①好きがあれば馬力がつく
これが一番分かりやすいですよね。好きなことは人生を頑張る支えになります。推しのアイドルのためならつまらない仕事も頑張れるというアレです。
僕の好きな漫画の1つに『ブルーピリオド』という作品があります。高校2年生の主人公が絵を書く悦びに目覚め、藝大現役合格を目指す漫画です。主人公・矢口八虎の恩師である美術部の「佐伯先生」というキャラクターがいます。彼女の名言がこちら。
これ、本当に真理なんですよね。
単純に、好きなことがあれば頑張る力、忍耐力がつくはずです。
ちなみにこの言葉に背中を押され、主人公の八虎は美術部に入ること、志望校を一般的な大学から藝大に変えることを決意します。彼もまた美術に出会うまでは好きなことがない人物でした。
僕も自分の高校時代とかを思い返してみると、当時何もやりたいことがなかったので、目の前の勉強も「何のための学びなんだ?」という疑問が拭えず、全く身に入らなかったのを思い出します。
好きが見つかると、自分が今していることの意味も問い正すことができるようになりそうですね。
②好きがあれば脳力がつく
「脳力」という言葉、自分の造語のつもりで入れたんですが、実際にある言葉なんですね。
「記憶力や判断力など、脳のはたらく力」のことらしいです。まあこれでもそんなに自分の言いたいことと遠くはないはずです。
僕が言いたかったのは「潜在意識」のこと。
本気で好きなことが見つかると、基本的にはそのことばかり考えて過ごすようになります。
僕はフィギュアスケートが大好きなのですが(観るのも自分で滑るのも)、移動中やシャワーを浴びているときなど、ボーッとしている時はほぼ100%好きなスケート選手のプログラムを脳内再生していたり、自分が好きな曲に合わせて踊っている姿を妄想しています。
デフォルトの思考状態がフィギュアスケートに向けられており、それはつまり潜在意識ごとスケートに向いているということです。
僕の場合はスケートですが、潜在意識が自分の好きなこと=ポジティブな感情を呼び起こすものに向けられているのは、とても大切なことです。
反対にネガティブな感情を呼び起こすもの=過去の後悔や人間関係のストレスなどが潜在意識を支配しており、朝起きた瞬間から脳内のデフォルトにあるのはかなり悲惨です。
思考は繰り返すたびに記憶として定着し、自分の中で感情と共に強化されていきます。
だからこそ、ポジティブで自分にとってプラスになるものをセットしておくことが重要なのです。
③好きがあれば集中力がつく
先程のブルーピリオドの佐伯先生の話は、一言一句全てが名言の神シーンなのですが、こんなセリフも続きます。
『好きなことに人生の一番のウェイトを置くのって普通のことではないでしょうか?』
これ、今を生きる人達のほぼ全員が同意するはずなのに、ほぼ全員が忘れて過ごしていそうなことですよね。
それは好きなことがあっても気持ちに蓋をしている人が多いからというのもありそうですが、自分の好きなことをはっきりと自覚している人が少ないからというのもあるのではないでしょうか。
「好きなことに人生のウェイトを置く」という発想は、当然ですが自分が1度きりしかない人生を使いたいと思えるようなものに出会った人にしか生まれないものです。
好きが見つかれば、人生の集中力がつき、後悔しない使い方ができるはずです。
◯まとめ
自分にとって「生きがい」と呼べるような、強烈に好きなものを持っておくのは、シンプルに生きるうえで最も重要なんじゃないかと思います。
それさえあれば、周りの声に惑わされることもないし、一人でもいつでも充実できるし、個性的に彩られた後悔のない人生を送ることができる。
「好き」は潜在意識の中に、みんなが持っているものだと思います。僕も長らく趣味も好奇心も全くない時間を過ごした経験がありますが、今はフィギュアスケートという一生じゃ足りないぐらい好きなものを楽しめています。
自分の「好き」に気づく人が増えていけば、その数だけシンプルに生きる人も増えていき、個性的で面白い生き方をする人が増えていくんだろうなと思います。