誰かと意見や価値観、趣味が合わなかった時。
つい人の話に対してツッコミたくなる時。
全く別の頭・心をもつ人間同士ですから、そんな時は必ずありますよね。
たとえ相手の考えに賛同できない・理解できないとしても、否定しない・させないことが唯一の正解、というか間違いではないのかなという回です。
僕が新卒で入った会社を1年で辞めて、次の仕事を悩んだ末に個人でコーチング業界に入ることを決断した話をします。
周りの、特にお世話になっている大人の方々に、次の仕事の報告をしました。(親はじめ親族、前職の先輩上司、当時習っていた陶芸教室の先生などなど)
そこで色々な人達の、十人十色の反応を得ることができました。
素直に応援してくれる人、心配して反対してくれる人、これまで通りに接してくれる人、距離を置こうとする人…
反対1つとっても、安定した会社に入った方がいいという理由で反対する人もいれば、人と話す才能が無いから辞めておけという理由で反対する人もいました。
これは僕の性格や価値観が大いに反映されていると思いますが、応援でも反対でもなく、ただ否定しないでいてくれる人が一番ありがたかったです。幸運なことに、僕の場合は家族や友人がその対応をしてくれました。
多かれ少なかれ僕の選択にみんな驚いたと思いますが、そこで自分の意見をぶつけてきたり、無責任に応援してくることもありませんでした。
僕の選択に対して、僕自身に対して、ただ存在を認めてくれたというように感じました。
書いていて気づきましたが、僕が「ただ否定しないこと」が良いと感じるのは、他者に対して最も誠実な姿勢だからかなと思います。
自分の意見や価値観を他人に押し付けるのでもなく、安易に人を分かったつもりになったり無責任に背中を押すのでもない。
人は自分が正しい状態でないと不安になるので、つい人に自分を当てはめたくなりますが、否定しない強さ=自分と相手を切り離して捉える強さも大切だなと思います。