こんにちは、さかのです。
シンにシンプルな人生第6弾。何弾までいきましょうかねえ。キリよく10ぐらいにしましょうかねえ。
今回は、インプットが生きる上でめちゃくちゃ大事ですよという話です。
一般的にはアウトプットが大事とされている風潮があると思いますが、僕はインプットこそ出発点であり人間を作り出すものだと考えています。
では今回もよろしくお願いします。
僕がインプットは大事だと考える理由は以下の通りです。
①人は情報に動かされる生き物だから
人は世の中に出回っている情報を自分で選び取り、役立てたり楽しんでいるように見えます。
僕は逆で、情報が主体で人は動かされているだけに過ぎないのではないかと考えます。
服のセール情報を見てお店に行く、恋人がいないのは恥ずかしいことらしいので頑張って相手を探そうとする、老後に2000万円の貯金が必要だから節約する…
どんな人の行動も、背景には文化・風潮・流行などの情報が隠れています。
入力された情報に対して、思考・感情・行動という反応(これがアウトプット)が出力される。
これが情報と人間の関係性だと考えています。
また、自分の行動・感情・言葉なんかもインプットと言えます。
例えば僕は日常生活で、ついゲームをしてダラダラしすぎてしまうと落ち込んでしまいます。
これはゲームをし続けるという自分の行動を「情報」として受け取り、その結果「後悔」という感情が生み出されていると分析できます。そしてその後悔という感情を情報として受け取って…となると、長くなるので割愛しますが、
自分すらも情報としてインプットし、それが次の自分を形作っている。これも人の仕組みと言えそうです。
いつまでも動けなかったり、ぐるぐると考えすぎてしまう負のループに陥りがちな人が多いのも、この仕組みが関係していそうですよね。
まとめると、どの情報を選択するか、ここでの言い方をすれば「どの情報に動かされるか」で人間の性格・行動・個性が分かれていくのかなと。
単なる「情報」という意味で言えば、この情報化社会・SNS時代においては、とても1人の人間には処理しきれない、おびただしい量の情報が目の前に晒され続けています。みんなが触れているようなメジャーな情報というのは無くなっていき、多種多様なニッチ情報だらけになっていきます。
日頃触れている情報=個性そのものみたいな時代に、とっくに突入しているのかもしれませんね。
②人にオリジナリティなど存在しないから
人のアウトプット(=考え・行動など)は、基本的にその人のインプットがそのまま外に出てきただけという話です。
例えば、「丁寧な暮らし」というライフスタイルが流行してから久しいですよね。
これ言ったら怒られるかもしれませんが、正直みんな同じような生活に見えませんか?
ストウブのホーロー鍋やバルミューダの電子レンジで料理して、コーヒーを豆から淹れて、無印良品などのシンプルなインテリアに囲まれて味わう…
「丁寧な暮らし」へのイメージは人それぞれあるはずなのに、なぜそんなことが起こるのでしょうか?
それは、その人自身の考えが出発点ではなく、流行している「丁寧な暮らし像」が出発点だから。
①の「人は情報に動かされる」というのと重なりますが、流行や時代の流れに乗っけられているだけなのに、さもそれを自分で選び取っているかのように錯覚するのが人間なのです。(別にそれが悪いとは言っていません、僕も含めてみんなそんなもんです)
1人の人間が何の影響も受けず元々考えていること、何もないところから丸っきり新しいものが出てくるなんてことはあり得ません。
偉人と呼ばれるような発明・発見をしてきた人たちですら、先人から学び取ったり影響を受けて、その上で出てきた自分の考えを発表しているに過ぎないのですから。
人に生まれつき持っているオリジナリティなど存在しないのです。だからこそ、何をインプットしておくかがその人の個性の表出(アウトプット)を100%左右します。
◯まとめ
今回の僕の考えも、今まで読んできた書籍や聞いたことのある著名人の発言などから生み出されただけに過ぎません。でもそうした情報を今までインプットしてきたからこそ、こんな記事を書くことができています。
僕の中ではアウトプットも、インプットを整理するための行為という立ち位置です。
このブログも、もちろん僕の考えを読んでくださった方に伝えて共感してもらうために書いてはいますが、自分自身の脳内を整理するためというのも目的として大きいです。
人が自分の脳内メモリに保存しておける情報はほんの少しのため(調べたら17.5テラバイトぐらいは入るそうです、それでも入ってくる情報はそれを凌駕する量なんだとか)、外に出して代わりのどこかに保管しておく必要があります。
世の中に溢れている情報も、自分のアウトプットすらも、全てがインプットで、1秒先の自分を形作ります。
だからこそ、何を自分に入れるか?ということにこだわってみるといいかもしれません。